若い頃、新井健士（妻夫木聡）は叔母のタキ（米賞千恵子）の日常生活の世話をしていた。タキは若い頃、東京で家事手伝いをしていた。彼女の幸せな過去。それは昭和初期に遡り、若き瀧（黒木華）は紆余曲折を経て山形の故郷を離れ、平井家で女中として働いていた。東京郊外に赤い屋根の小さな家を建てた平井家は、片岡孝太郎演じるおもちゃ会社の重役の男性オーナーと、松たか子演じる優雅で美しい女性オーナー。タキは時子を尊敬しており、平井家に献身的に仕えている。ある年の春節の日、平井の家に玩具会社の新人デザイナー、板倉正治（吉岡秀隆）がやって来た。興味や趣味が似ていたため、彼と時子はさらに思索的になりました。一方、戦争は激化し、恋人たちはお互いの秘密を隠し、時代の流れに身を任せる…。 本作は、中島京子の第143回直木賞受賞作の同名作品を映画化したもの。