オーストリアの詩人インゲボルグ・バッハマンは、スイスの文豪マックス・フリッシュと恋に落ち、その後失恋し、逃げるように砂漠への旅に出た。この映画は、バッハマンとフリッシュ、ドイツの作曲家ハンス・ヘンツェ、オーストリアの劇作家アドルフ・オペルの物語の相互語り合いを通して、詩人の「愛に傷ついた」状態から「愛の追求」へと向かう女性の自己覚醒の過程を描いています。意志の独立性をもって。 『ジャーマン・シスターズ』でヴェネツィア国際映画祭金獅子賞を受賞したマルガレット・フォン・トロッタ監督は、再び女性キャラクターの細心の注意を頼りに、世間のイメージの裏にあるバックマンのよりリアルで多様な性格を表現した。 2023年ベルリン映画祭のメインコンペティション部門の最終候補に挙げられた。