この劇はクリスマスイブの3人の男女の物語を語ります。クリスマスイブの午前0時、横浜・山下ふ頭で銃撃事件が発生した。桟橋の隅で目を覚ました駿寺誠治（二宮和也）は、頭を撃たれた遺体が横たわっており、記憶を失い、警察に追われる逃亡者となっていた。その頃、シェフ・舘葵時生（大沢たかお）はクリスマスディナーの準備に追われていたが、突然見知らぬ男が店に乱入してきた…。その時、銃撃事件の現場に直行したのは、地元テレビ局のキャスター・紅桔梗（中谷美紀）だった。彼女は常に理想の報道を追い求め、10年にわたり自身のプログラム「Reporting Focus」を綿密に企画してきた。しかし突然番組の打ち切りを告げられ、料理番組への異動を告げられる。三人の人生は交わることなく並行して進んでいたが、クリスマスイブが終わり、短針が0時を指す頃、彼らの運命は徐々に絡み合っていく。